ピアスの買取事情
ブランドピアスの買取数はそれほど多くはありません。そして、ブランドのバッグ等と比べるとブランドの力というのはあまり通用しません。今現在でも人気のあるデザインかどうか、例えばブルガリのビーゼロシリーズのような普遍的なデザインといったことが重要視されてきます。もう一つはダイヤやプラチナ、金といった貴石や貴金属が多く使われているかも重要になっています。
高額買取されやすいピアス
高額買取されやすいピアスを調査しましたが、結果はダイヤやプラチナなど、前述した貴石、貴金属が使用されているかどうかでした。相場といったものは金やダイヤのレートによって常に変動してしまうものですし、一口にダイヤといっても使用されているダイヤの質によっても値段が変わってしまうのです。ブランドとしてはカルティエ、シャネル、ブルガリ、ハリー＆ウェストンが挙げらえます。
貴金属や貴石があまり使用されていないピアスの場合はどうでしょうか。こちらはデザイン重視になります。ヴァンクリーフ＆アーペルのアルハンブラシリーズはゴールドとカーネリアンという天然石を使用したピアスです。こちらは参考定価が556,200円ですが、買取価格が14万円と元値の25％での買取です。ダイヤや金の使用量が少ない他のピアスが10％を切ることを考えると高い査定額になります。ヴァンクリーフ＆アーペルのアルハンブラシリーズは四葉のクローバーのようなデザインで今でも圧倒的な人気を誇っているためにこの買取額になっているのです。
高額買い取りのコツ
高額買取されやすい方法を紹介します。一つ目はご存知の通り、鑑定書や保証書、購入時に保存していた箱などあると良いでしょう。紛失してしまっていても、査定には響きませんが、印象は悪くなります。
二つ目は貴金属のお手入れを日常的に行っているかどうかです。ピアスはどうして皮脂など付着しやすいものなので、軽くぬぐうだけでも鑑定時の印象はぐっと良くなります。もしも手に負えない状態だとしたら、専門家にメンテナンスに出すのも一つの手です。新品同様、綺麗になって査定額が上がる可能性があります。
三つめは買取してくれる店を選ぶことです。例えばシャネルのピアスを買取強化している店にブルガリのピアスを持って行っても査定額は控えめになるでしょう。同じブランドでもバッグや財布を買取強化していて、貴金属には力を入れていない店に持ち込んでも結果は同じ事になります。下調べをした上で、複数件査定してもらいましょう。納得できる査定額を提示する店がきっとあるはずです。
四つ目は季節です。クリスマスやバレンタイン、ホワイトデーなど俗にいうカップルイベントの前が査定額が上がる可能性があります。そういったイベントで少しでも商品が欲しい時期に入るためです。
ピアスの需要
ピアスはアクセサリーのなかで最も密着して装着する品のため、中古に対して拒否反応を示す人が一定数いることを覚えておきましょう。そのため全体を通した平均相場は低めです。しかし、けっして需要がないわけではありません。きちんとメンテナンスを行い、できる限りのことをすればよい結果が生まれるでしょう。
