ベルトの買取事情

ベルトはおしゃれのワンポイントとして活躍しています。特に男性においては使用頻度が多くなり、数も必要となるのではないでしょうか。中古品で購入すると定価よりも安く手に入るので中古市場では需要が高めです。それに伴い、買取もされやすいため実績が数多く確認できます。相場としては5,000円~10,000円で、元値の10~30%程度で取引されています。ファッション小物としてはやや高価格で取引されているので高額の取引が期待できそうです。

買取実績のあったブランド

買取実績のあったブランドを紹介していきましょう。買取額はあくまでその品の状態に対して評価されたものなので、参考までにしてください

LOUI SVUITTON(ルイ・ヴィトン)は買取実績が最も豊富で、元値の30%を超える買取サンチュール・エリプスはダミエのシンプルなデザインのベルトで、2円で買取実績がありました。これは元値の約47%の高額買取です。イニシアル・モノグラムはバックルがLVのロゴで、ベルト部分がモノグラムデザインのシンプルですが、ルイ・ヴィトンらしいベルトです。こちらは20,000円で買取されており、元値の35%と高額買取でした。同じくベルト部分がエピラインになっている品も同じ価格での買取実績がありました。バックルが平板でブランド名がデザインされているダミエグラフィット、ダミエラインと装飾の施されていないリバーシブルタイプのサンチュール・ボストンは15,000円での買取実績でした。元値18~25%の価格でどちらかというと高額です。その他にも、ベルト部分がデニム生地でモノグラムがプリントされているサンチュール・デニムは14,000円での買取でした。こちらは使用感があるものの、珍しいデニムタイプのためやや高額の価格が付きました。

GUCCI(グッチ)のGバックルレザーベルトはGマークのバックルが印象的なベルトです。実績が3件あったのですが、5,000円、8,000円、10,000円とそれぞれ使用感に合わせた値段で買取されています。同じ品物でも状態によっては価格が変わるという良い例ですね。ロゴバックルはベルト部分にGマークが押され、バックルがやはりGマークのベルトです。使用感がかなりあったため7,000円という控えめの価格で買取されていました。いかにもグッチらしいGマークのキャンバス地にレザーが縁取りされ、バックルのGマークがハート形になっている品は15,000円での価格で買取されていました。メンズ用のバックルもベルト部分もシンプルなデザインは20,000円での買取価格でした。

BVLGARI(ブルガリ)の代表的デザインのBzero-1がバックルになっているベルトは5,000円で、バックルにブルガリのロゴが刻印されているシンプルなベルトは6,000円で買取されていました。

CHROME HEARTS(クロムハーツ)はシルバーで有名なブランドなのでバックルにもシルバーが使用されています。一生物とも名高いので需要があります。バックルとベルト抑えに精緻な細工がされている芸術的なローラー・スリーピースベルトは保証書付で60,000円、バックルに特徴があるガンスリンガーは52,000円での買取価格でした。ただし買取価格が高額に見えても実際は元値の20%前後の価格になっているので注意しましょう。

Cartie(カルティエ)のレディースベルトはブラックとブラウンのリバーシブルタイプで4,000円の買い取り実績がありました。レディースよりもメンズやユニセックスの品が多く買取されているので印象的でした。

EMPORIO ARMANI(エンポリオアルマーニ)は男性に人気のあるファッションブランドです。レザーベルト・型番YEMH32は大きなバックルの中にエンブレムであるイーグルのロゴが象られている品です。買取価格は5,000円で元値の約25%となっています。

dunhill( ダンヒル)の型番BPD300A42のメンズベルトは使用感の若干ある状態で5,000円の買取価格でした。元値の約20%で取引されていますが、こちらのブランドは人気が高いので、状態によってはもう少し高値で取引されるかもしれません。

HERMES(エルメス)のコンスタンスベルト・Hバックルは12,000円の買取で元値の10%を切る価格でした。美品ですが、もしかしたら人気が控えめの品なのかもしれません。

DOLCE&GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ)D&Gロゴバックルは同じ商品の実績が2件あり、それぞれ4,000円、5,000円の価格でした。どちらも使用感ありの中古品なので状態によってはもう少し価格が上がるかもしれません。

人気のブランド・デザイン

ベルトはブランド名というよりも、デザインを重視している傾向にあります。人気のある品はビジネスシーンでもプライベートでも使用できるシンプルなデザインです。バックルが大きく派手なものはあまり好まれない印象を受けます。逆を言えば、おしゃれにこだわる人には人気があるということなので、自信をもって買取査定に出して下さい。

メンズのブランドの人気としては残念ながら実績はなかったのですが、DIESEL(ディーゼル)、Calvin Klein(カルバン・クライン)、ARMANI(アルマーニ)などのブランドが上位にいます。レディースのブランド人気はDIESEL(ディーゼル)、HERMES(エルメス)、GUCCI(グッチ)で、デザインはやはりシンプルのほうに人気が集まります。

買取のコツ、査定時に見るポイント

ベルトの査定時に見るポイントは、ベルト穴です。無理に締めているとそれだけ穴に負荷がかかるわけですから、使用するときから注意が必要です。といっても最初から買取査定に出そうとして購入したわけではありません。もしもベルト穴が広がってしまっていた場合、無理に直そうとはせずに、ベルトの表面の汚れやバックルを綺麗に磨いたほうが見栄えが良くなります。状態が良い品は高額取引されやすい傾向にあるので、査定に出す前には必ずお手入れをしましょう。

前述しましたが、ベルトは中古市場でも需要が高く、買取もされやすい品物となっています。しかし、紹介してきたように多くの買取実績があるということは店によってはすでに所持している品物かもしれません。買取強化でもしていない限り、在庫が増えるリスクがあるわけですので、低い価格を提示される可能性もあります。そして、ベルトのカテゴリーとしてはファッション小物に入るので取り扱いのない店があるかもしれません。事前に問い合わせやホームページなどで下調べをして、買取強化などしている店をみつけてみましょう。査定に出すのはそれからでも遅くはありません。ベルトの買取強化時期というのはないので、売り時を逃したなんてことはありません。より高額な取引を希望するならば、下準備をしておくのがコツです。

ブランドベルトについて

ブランドのベルトで買取実績が多くあったのは印象的なデザインと前述してきましたが、より高額な取引がされているのはビジネスシーンで利用できる品でした。人気のあるベルトにおいても同様で、これはメンズ、レディースにおいても変わりはありません。しかし店側からしてみたら、売れないものを買い取ったりはしません。もし、印象的で個性的なデザインをお持ちで買取に出すかどうかお悩みの人は思い切って出すことをお勧めします。ブランドの品はほとんどが長く使用できるものなので、ブランドの持っている力を信じましょう。