万年筆の買取事情

万年筆は中古市場でも大変人気のある品なので、買取されやすい傾向にあります。定価が驚くほど高額で販売されていることも少なくないので、中古市場では賑わいを見せています。また、万年筆の愛好家は数多く存在していて、需要の一環を担っています。

買取実績としてはMONTBLANC(モンブラン)やPARKER(パーカー)、SAILOR(セーラー)などが数多く見受けられました。その他にもGUCCI(グッチ)のシェリー、Pelikan(ペリカン)のスーベレン800シリーズやLOUIS VUITTON(ルイヴィトン)のドッグレザー、Cartier(カルティエ)のディアボロに実績がありました。元値の20~30%が買取価格として相場となっています。状態や品によっては高額になったり、控えめになったりするので参考までにしておいてください。

人気は、モンブランやセーラー、ペリカン、AURORA (アウロラ)やDelta (デルタ)といったブランドに人気が集中していて、買取強化がされているのもこのブランドに多く見受けられました。

買取のコツ

万年筆の買取のコツは、購入時により近い状態で持ち込むことです。もちろん本体のみでも買取してくれます。ですが、より高額な買取価格を目指すのならば、入っていたケース、ギャランティカードや保証書、ブランドタグ、コンバーター(インクの吸入器)などは必須アイテムとなっています。というのは、万年筆を中古で購入する人の傾向としては、全てそろった形を求める人が多くいるからです。なるべく付属品などは一緒に査定に出しましょう。

もう一つの重要なコツは店選びです。ブランドジュエリーなどに力を入れている店に万年筆を査定に出してみても適正な価格を提示されないかもしれません。また、同じ万年筆でも買取強化されていない店よりも強化されている店のほうがより高い価格が提示されることがあります。店選びで価格が変わってくるので慎重に選びましょう。複数店査定に出してみるのも一つの手です。

本体にトラブルがあった場合の買取

もし、本体にトラブルがあった場合でも買取してくれるケースがあります。トラブルの例としてはペン先の曲がりやペン先部分の錆び、ペン先部分の変色などが挙げられます。こういった場合も店によって対応が違ってくるので注意しましょう。まずは問い合わせてどういった状態なのかをきちんと伝えてみてください。複数店問い合わせて、良いお返事をもらったところに査定してもらいましょう。もちろん、実際に見てみないとわからない場合もあるので、複数店査定に出してみるのも大切です。

万年筆は一生もの

万年筆は長年使用できるものやデザイン性と実用を兼ねた品として愛用されてきました。それがブランド品ともなると一生ものと言われるほど長持ちしたりするものです。もし万年筆を使用しなくなったら、買取に出してみましょう。中古市場でも大変需要があるものなのできっと買取をしてくれます。