結城紬の買取相場と高く売るコツ

結城紬の買取相場

状態も良く重要無形文化財に指定されたものであれば、結城紬の買取相場価格は５万円ほどになります。結城紬は紬の中でも最高級品として知られており、業者もとても積極的に買取を行っていて、新品で人気の柄であれば２０万円を超えるものもあります。

こちらの値段は着物の種類別で見てもトップクラスですが、ここで言う「結城紬」は織物の１種であって着物を仕立てる際に用いる生地のみを指します。なので、他と比べるなら「結城紬の○○」（例えば訪問着）のように結城紬を使用した何なのかというのも大きく相場に作用すると言えます。

さらに、この結城紬は「１度は着てみたい」と言われるほど通の着物ファンから高い人気を誇っており、つまりそのニーズも買取における相場価格を上げている要因と言えるでしょう。

結城紬で高く売れるもの

「亀甲」という柄が有名で、特にこの亀甲模様の細かさを表した数値が高いものは高額になりますが、その基準は８０～２００まである内の１００亀甲以上と言われています。２００以上は産地でも中々見ることができないほど貴重だそう。

さらに上記でも少し書きましたが、やはり重要無形文化財に指定されている結城紬には高額が付きます。（指定されたものを「本場結城紬」と呼ぶ。）

というのも、こちらに指定されるには厳しい検査をクリアしなければならず、これを通過できずに比較的安値で販売される結城紬もあるといいます。つまり、重要無形文化財の証紙がしっかり付いているものであればその品質は国から保証された公的な証拠にもなる為、他より価格が上がるのです。

最後に、基本的に結城紬は名前のブランド力が強い製品ですので、基本的には他と比べて高額が期待できるでしょう。最低限の状態の保持などには注意しておいて損はないと思います。