宮古上布の買取相場と高く売るコツ

宮古上布の買取相場

宮古上布の買取相場価格は、状態の良いもので約～１０万円ほどで、高級品が多いとされる上布の中でもトップクラスの価格になります。（参考：能登上布　約～５万円・越後上布　約～１０万円）

業界全体で見ても、同じように高級素材として知られる「紬」の最高級品である「結城紬」でも約５万円が相場ですから、この価格がいかに高額であるかが伺えると思います。

重要無形文化財に指定されていることも相場を上げている要因ですが、そもそも沖縄の着物は、本土との文化の違いから生まれた独特の柄や鮮やかな色彩など人気も高い一方で、第二次世界大戦の影響から希少価値が高いものが多く、特に宮古上布は伝統工芸士がいなくなってしまったのもあり生産量が減ってきておりさらに価値が上がり高額になっていると考えられます。

宮古上布で高く売れるもの

相場を見ても分かる通り、宮古上布はそもそも高額買取されやすい素材と言えます。

ただし、伝統工芸品としての評価と知名度の高い宮古上布の場合は、それをしっかり証明できる証紙の有無は非常に重要なポイントですから、忘れないようにしましょう。（証書としてでなく工芸品のマークが端切れなどに付いていることも多いです。）

また、宮古上布は麻織物であり、夏場に着用機会が増えるため季節によって需要も変わってきます。ニーズのあるものほど金額は弾みますから、この場合、最も高額買取が期待できる時期は春～初夏と言えるでしょう。