古銭を手放したいと思った時、買い取ってもらったりオークションで売ったり…と色々考えると思いますが、まず買取相場がいくらなのかは是非把握しておきたいところですよね。

以下はあくまで種類などに関係なく全般的な古銭やコインの相場内容となります。細かく種類別で見るとまた違ってくることもありますから、あくまで参考として参照ください。

古銭の買取相場

そもそも古銭とは、古いと言えど「お金」ですからその価値が優先されるため額面通りの価格が相場と言えるでしょう。そのため、明治以降の発行品であれば現行の金銭同様に銀行などで入金するなどしても変わらないことも多いです。（銀行では古銭を自分の口座に振り込んだり両替したりできます。※両替には手数料有り・銭単位は円以上での対応）

しかし質屋などの買取業者で査定を受ける場合などは、やはり再販などの用途に合わせて市場のニーズや保存状態に関してよりシビアと言えるため、買取を行ってくれないこともあるので注意が必要です。極端な話、額面での買取もしくは買取拒否ということにもなり兼ねません。

このように、基本的には古銭の買取相場は～額面の金額と言えるのです。

ただ、忘れてはいけないのがプレミアを付ける古銭の存在。額面以上の価格を付けるものをプレミア品として扱いますが、こちらの条件としては「希少価値が高い」「状態は良い」などシンプルなものです。

発行数が少なかったり何か事情があって発行されなかったものなどは手に入りにくく古銭ファンも欲しがりますから相場も上がりプレミアが付くのです。

次に「状態が良い」ものですが、こちらは古い汚れをピカピカにすれば良いということではなく、あくまでそのままの状態の良さを査定されます。古びた様子でも、素人には分からない良さがあり、また歴史を感じさせる一面でもあるのでしょう。それに、汚いと思っていたものが業界的には「状態の良い」ものに入ったなんてこともありますから、とにかく手を加えずに査定してみて貰うのが賢明と言えるでしょう。

記念硬貨の買取相場

こちらは古銭と違って額面などがありませんから物によって大きく相場が左右されます。そのため「〇〇円です」とはハッキリ言えませんが、古銭よりも「額面」というしばりが無いため高額になりやすいと言えるでしょう。

また、日常で使用することを前提に発行される古銭とは発行枚数などが大きく異なってきますから、希少価値が高いという面からも相場は上がると言えます。（記念硬貨全てが古銭よりも高いわけではありません。）

コインの買取相場

ここでいうコインとは外国コインのことで、こちらは種類によってかなりの高額買取が可能になります。金貨も多く、素材自体の価値もありますし国際的な鑑定書が付いたような正式なものは驚く程の金額を付けるでしょう。

また、こちらも他の古銭や記念硬貨同様に発行枚数が少なく希少価値の高いものがより高額になります。