中国切手の種類別で見る買取価格に引き続き、外国切手の種類ごとの特徴と買取価格の相場を見ていきましょう。

ヨーロッパ切手

切手の発祥の地であるイギリスを中心に、発行が盛んであり歴史的な背景や芸術的なセンスを生かしたおしゃれなデザインは女性を中心に人気を集めています。

サンマリノ

バチカン市国と同じようにイタリア内で独立する国家であるサンマリノ共和国で発行される切手。切手の発行・売上が国家の重要な収入源となっている小さな国で、こちらでしか手に入れることの出来ないものか収集家がこぞって手に入れようとするものです。

図柄にはサンマリノの美しい風景などが採用され人気が高いですが、買取相場はバラで~100円ほどとあまり高額とは言えません。

イギリス

世界で初めて切手の発行を開始した発祥の地であり歴史が深く、図柄には女王や国王が国名の代わりに採用されるなどイギリス特有のデザインも見られます。

買取相場は、状態の良いものであればバラでも1枚100円~とヨーロッパ切手の中では高額。(種類によって異なる)中にはバラでも3000円以上など大きくプレミアが付くものもあります。

ドイツ

歴史的背景から、収集に関してもそういった過去の政治的な背景などと照らし合わせて集めているコレクターも多いなど、少し他とは違った一面を持つ切手。現代に近づくにつれて福祉色が強くなるなどその変化を楽しめるものです。

買取相場はバラで約50円~ほどですが、中でも「慈善切手」という種類は特に高額で、各種類が揃っていれば1万円を超えるものもあり種類によって買取相場も大きく変わってきます。

フランス

ハイセンスなデザインが特徴で、美術シリーズや絵画などフランスらしい図柄が多く見られるのが特徴。

買取相場はバラで100円~ほど。シートのものも多いですがこちらは約300円(美品)で取り引きが行われています。

オーストリア

美しいグラビア印刷から可能となるデザインの芸術性の高さは抜群の切手で、常に一定数のニーズを獲得する人気を保ちます。

買取相場は種類によって異なりますが、バラ1枚が~100円ほどと言えそうです。

アメリカ・アフリカ

アメリカ

偉人や俳優などの著名人が図柄に採用されているものが多いのが特徴。買取はバラ1枚で約50円の相場とあまり高額とは言えない種類と言えますが、お土産などとして人気の高いものです。

モザンビーク

アフリカ大陸に位置するモザンビークは、蝶をデザインした「蝶切手」が有名で収集家からの人気も高い国。他にも昆虫や魚など色鮮やかな図柄がカラフルで美しい切手が特徴です。

買取相場は、状態の良いものがバラ1枚で~100円・シートで~500円ほど。

おわりに

上記で紹介した外国切手は、本当に一部に過ぎません。各国の個性や魅力が詰まった外国切手の世界ですから、興味があればどこまでも掘り下げていける幅のある切手と言えます。

今回の記事をきっかけに興味を持った方は、是非何か収集してみてはいかがでしょうか。