人気があるブランド品ほど偽物が出回るのが悲しいですが現状となっています。使用していた時はさほど気にすることがなかった真贋ですが、「買取をしてもらうため査定に出したら偽物だった・・・」ということになったら大変です。
人からの贈り物やネットショップで少し安く購入したなど、どこかしら思い当たることがあったら査定前に一度確認してみるのがお勧めです。偽物と本物の違いを種類、ブランドごとに紹介していきますので、参考にまでしていただけると幸いです。
バッグ・財布の偽物ブランド品を見分ける方法
ブランド品と言われ、バッグや財布を連想する人が多いのではないでしょうか。偽造品はロゴの形が異なっていたり、製造番号が記されていなかったりします。ちょっとした違いと思われがちですが好きな人が見れば一目でわかるようです。
ルイ・ヴィトンの偽物
「LOUIS VUITTON」のロゴで見分ける
「LOUIS VUITTON」のロゴで見分けられることがあります。「L」と「T」の横線が申し訳程度に短いのが本物で、長い場合は偽物の可能性があります。
また、「O」は真円で偽物は縦に長細い普通の「O」の形をしています。
「PARIS made in France」のロゴで見分ける
「PARIS made in France」というロゴの中でも見分けることができます。小文字「a」や「e」がつぶれて円が確認しづらいのが偽物の特徴です。
スナップボタンの形やファスナーの縫製で見分ける
ロゴ以外にもスナップボタンの形が大きく違っています。本物はメリハリのついたくびれがありますが、偽物にはなだらかな曲線になる傾向があります。
ファスナーの縫製もミシン目が大変美しいのが本物です。間違っても返し縫いの部分がはみ出しているなんてことはありません。
製造番号で見分ける
一番の決め手は製造番号でしょう。製造番号が表記されていないのは完全に偽物ですし、表示されていても文字の形が違うことがあります。
ルイ・ヴィトンのバッグには必ず製造番号が表記されています。バッグの種類によっては見つけにくいところにありますが探してみてください。
シャネルの偽物
「CHANEL」のロゴで見分ける
「CHANEL」のロゴの中の「E」に特徴があります。「E」の文字の真ん中の横線が上下の2本よりも長い場合は偽物の可能性が限りなく高いです。
バッグの金具部分と持ち手のチェーンで見分ける
バッグの金具部分にマイナスネジが使用されることが大変多く、プラスネジが使用されている場合は偽物を疑いましょう。
また、持ち手のチェーンで見分けると言いますが、これはプロの鑑定士でないと難しいと言われているので素人判断では見分けが難しそうです。
製造番号で見分ける
シャネルにも製造番号が表記されています。製造番号の「0」に斜線が入っていない場合は偽物です。
グッチの偽物
タグの押し印で見分ける
グッチはタグの押し印に注目してみましょう。
本物の場合は「GUCCI made in italy」というロゴの押し印がすべて均等に押されています。偽物は全体のロゴが薄かったり、一部分がくっきりと押し印が押されていたりします。
金具で見分ける
金具の部分にも目を配ってみましょう。ブランドのバッグに共通して言えることですがメッキ加工のものは確実に偽物です。
特にグッチの場合は金色の金具を使用しており、銅色の金具が使用されている場合は偽物を疑いましょう。
バーキン・ケリーの偽物
バーキン・ケリーのバッグの底には金属の金具がついていることが多いです。
金具は円錐台の形をしていますが表面が大変なめらかで丁寧に作られているのがわかります。偽物は表面に凹凸があったり、全く別の形をしていたりします。
プラダの偽物
「PRADA」の「R」の部分がポイントになっています。Rの縦線と曲線、斜めのすべてが重なる中心部分に切り込みがあるかどうかで判断します。
切り込みがなかったり、切り込みがあるものの少しだったりする場合は偽物を疑ったほうがよさそうです。
時計の偽物ブランド品を見分ける方法
時計は精巧な偽物が製造されることが多く、プロの鑑定士でも難易度が上がると言われています。よくよく観察してみる必要があります。
ブライトリングの偽物
エンブレムで見分ける
文字盤にある「BREIT LING」のエンブレムが立体感があるかどうかを見極めてください。
プリントのロゴだとしたらそれは確実に偽物です。
ベルト部分で見分ける
ベルト部分が革ではない場合、ベルト側面のネジに注目してください。
ネジ部分の角度がすべて同じようにそろっているはずです。偽物の場合はネジ山がつぶれてしまっていたり、不揃いだったりします。
ロレックスの偽物
時計の中でもロレックスは特に偽物が出回っていると言われています。
文字盤で見分ける
文字盤の「ROLEX」のエンブレムが平べったかったり、プリントだったりしたら偽物です。
エンブレムの王冠で見分ける
ロレックスのエンブレムである王冠にも注目してみましょう。王冠の棒の部分が根元に向かってきちんと広がりを見せているのが本物、同じ太さだと偽物の可能性があります。
この王冠の形に関しては年代によって多少違ってくるようですので調べてみるのが良いかもしれません。
香水の偽物ブランド品を見分ける方法
香水は男女問わずに幅広い世代に人気があります。そのため、偽物商品がかなりの数が出回っています。そのため、例を挙げていったらキリがないので共通する部分を紹介します。
一番の見分けやすいのは存在するはずの商品が存在するということです。「CHANELの5番」ならぬ、「CHANELの15番」があったらそれは偽物です。
すぐに判断つきそうなものですが、15番の部分以外は本当に精巧に似せてあるので一瞬、新商品かと勘違いするほどのようです。
正規品ならある「香水瓶の底にあるブランド名」などの刻印がないときは偽物の可能性が高いです。気を付けましょう。
偽物のブランド品だと気づいたら、可能性がある場合
自分の持っていたブランド品が偽物だと気づいた時にはどうしたらよいでしょうか。また、可能性がある場合もどの様な対処をすればよいでしょうか。
偽物と気が付いた時はそのまま使用するか、処分するかのどちらかになります。偽物だと気が付かずに購入し、所持していたとしても法的な罰則はありません。
ですが、知った上で無償で譲るのも、オークションに出品などは絶対にやってはいけません。「商標法」の違反にあたり、法的な罪に問われます。
偽物の可能性がある場合は、無料で査定をしてもらえるところに持ち込みましょう。ネットの宅配買取業者がおすすめです。もし偽物だった場合は上記のように、本物で査定額に納得がいったらそのまま買取をしてもらえばよいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここでご紹介したのはほんの一部ですし、偽物といっても精巧な商品も多く存在しています。
素人目に判断せず、不安になったらやはり一度プロの目にお任せするのが一番です。自身が損をしない手段を選んでいきましょう。