コレクターも多い切手ですが、特に収集などしていないが切手を売ろうと思った時など、販売元の1つである郵便局を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
今回はその郵便局における切手の交換についてご紹介します。
郵便局では切手の買取ではなく交換
タイトル通り「買取」という形での切手の取り扱いを郵便局では行っていません。というのも、買取ではなく「交換」として扱われているからです。
10円×100枚=1000円なので、1000円分の商品(はがきや封筒、書留など)と交換して貰える…と思うかもしれませんが、そこから手数料が引かれた金額が実際の交換金額となります。※切手1枚で5円の手数料が引かれます。(100円切手など額面の金額が上がっても一律5円)
つまり、(10円-5円(手数料))×100になるので合計して500円分の商品との交換が可能になるというわけです。
このように、郵便局では買取ではなく、切手の額面上の価格から手数料を差し引いた金額分の商品と「交換」してくれるという形がとられています。
郵便局で売った方が良い場合
上記でも書いたように郵便局での買取は行われていませんが、絶対に郵便局での交換が他と比べて不利というわけではありません。この場合、一見損をした気分にもなる「5円の手数料」という点がポイントになります。
例えば金券ショップでの切手買取を例に考えてみると、お店にもよりますが一般的な切手の換金価格は額面上の約半額ほど。
これに対して郵便局は何円の切手であっても手数料が1枚5円と決まっていますから、金券ショップで100円切手が半額の50円になるところが郵便局では手数料を引いた95円での買取になるということです。この観点から考えると、10円以上の切手などは郵便局で交換して貰っても遜色ないかと思います。(新しいハガキも封筒もいらないし現金の方がいい…といった考えの方には向きませんが)
また、シートにまとまったものやプレミア切手が好まれる傾向にある金券ショップやオークションなどと違って、郵便局では査定が行われるわけではないため純粋に「交換して貰う」という気持ちからトラブルも避けられるでしょうし気持ちの良いやり取りが出来るのも良い点ですね。
特に「価値のある切手を高く売りたい」というようなスタンスでなければ郵便局での切手交換は十分お勧めできる選択肢だと思います。
注意すること
あらゆる商品の買取において近年主流となりつつある出張や郵送による買取ですが、郵便局の場合は必ず店舗の窓口でと決まっています。
なので、土日も営業している店舗は少数ですし平日の昼間に都合の付きにくい方にとっては少し不便かもしれません。