特殊切手の買取相場

特殊切手は、記念切手と同じように発行数が決められていて希少価値が高くなっているものも多く、買取相場の水準は低くありません。しかし、ハッキリと「〇〇円で売れます」と言い切るのはその種類の多さなどから不可能とも言えるでしょう。

下記でもご紹介しますが、記念切手や年賀切手も特殊切手の1つですからそれらの相場から見てみると、特殊切手の買取相場価格はシートで約1000円~・バラで約100円~ほどと言えます。

重ね重ねですが、特殊切手は本当に種類が多く且つ切手毎の価値も大きく変わってくる為、総合しての相場はあくまで参考としてお考え下さい。

しかし普通切手の買取では、だいたい額面の60%~90%が換金率ですから、この特殊切手の相場がいかに高いかがよく分かります。

まず根本的に特殊切手などに関しては、一般に使用頻度の高い普通切手のように額面の価格に対する評価だけではなく、芸術性や歴史など様々な背景が考慮されて査定額が決まりますから、根本的に評価の基準が違うとも言えます。

特殊切手で高く売れるもの

基本的に昭和30年より前に発行されたものは状態が良ければ高額が付きやすいとされています。

また、具体的な種類としては有名な「見返り美人」のシートや「皇族の結婚式記念」シリーズは高額での換金が期待できるでしょう。特に「皇太子結婚式記念」の、関東大震災の影響から不発行となったものは超高額と言える金額が付くので名前は覚えておいて損はありません。

中でも額面が8銭のものは業者が実際に提示している買取価格で145万円という破格を叩きだしていますから驚き。というのもこの切手は、世間的に発行されなかった(狭い範囲で配ったりした程度)ため希少価値が非常に高くこのような価値が付くと言えます。

この種類に限らず、発行枚数は切手の価格を決める際にとても重要になり、少なければ少ないほど換金価格も高額になりますから、手持ちの切手の発行枚数が何枚なのかはチェックしておくと良いでしょう。

特殊切手とは

ただ郵便を送るという用途だけでなく、施設などの設立記念であったり国家的出来事の宣伝など何かしらの目的を持たせた切手のこと。

主に季節の挨拶などに使用される「グリーティング切手」に「記念切手」、「国立公園切手」、「文化人切手」、「年賀切手(年賀切手で最初に発行されたものが、最初に発行された特殊切手とされています)」などが特殊切手と位置づけられていて、特に記念切手は枚数が制限されるなどの条件が同じことから「特殊記念切手」と呼ばれたりもします。

また、アニメやヒーロー物も特殊切手とされていて、非常に広い種類を指す名称となります。