金やプラチナの価格が高騰していることから、多くの方が金やプラチナを買取したいと思っています。さて、突然ですが、現在ご自身がお持ちの金やプラチナは本物でしょうか。
ちゃんとした金やプラチナの専門店で購入して鑑定書も持っているという方は安心でしょう。しかし、今の時代はネットでも手軽に金やプラチナが手に入りますし、多くの店鋪で金やプラチナを扱えます。
そのため、購入先によっては偽物を買わされてしまっている場合もあるのです。金やプラチナの買取専門店に持ち込んだ時、鑑定士は直ぐに偽物と本物を見分けることができます。そういったノウハウや機材などもあるためで素人にはなかなか分からないことでも把握できるのです。
しかし、できるだけ持ち込む前に金やプラチナが偽物か本物かを見極めたいものです。ここでは、ご自身でできる金やプラチナの偽物の見極め方をお教えします。
刻印と内容が違う場合
金だけでなく、プラチナにも必ず刻印がうたれています。良く聞くところでは、18金のジュエリーであれば18Kとなりますし、プラチナが9割使われていればpt900と記載されています。
海外で作られている場合は金を1000単位で表記する場合もあり、K18を750、K14を585などと表記しています。
インゴッドの場合ですが、純金の場合は「FINE GOLD」と記載されているなど、しっかりとその刻印内容が決まっているのです。ちなみに、金製品の偽物の定番である金メッキですが、GPと記載されています。
当然、この内容が間違っていれば偽物となります。
磁石で検査
金を検査する場合、単純に調べる場合は磁石を使う方法です。
金やプラチナは磁石に反応することはありません。偽物によく使われるニッケルは磁石に反応するため、偽物と直ぐに判断することが可能です。
色味や温度で検査
貴金属に詳しい方であればじっくりと色合いを確認するのも良いでしょう。プラチナは重厚な白色と黒みがあります。ホワイトゴールドなどの場合は黄みがかっているので直ぐに判別できるはずです。
さらに、金の場合は熱伝導率の高さが他の貴金属に比べて優れています。そのため、握りしめた時に直ぐに温かくなるはずです。他の金属の場合、冷たいままですので検査してみましょう。
比重を確認
金やプラチナをご自身で検査する場合、比重を調べるという方法もあります。金は比重が重く、水のおよそ20倍と言われています。K18の場合でも14倍以上があります。
ただし、宝石などの別の素材が使われていると計りにくくなりますので難しい検査方法です。もし、お手持ちの金やプラチナをどこで購入したのか覚えていない、分からない方はご自身でできる検査方法を試してみてください。