金の場合、24金という純金だけで作られた延べ棒のようなものが存在しており、これをインゴットと呼んでいます。プラチナに関しても同様です。
インゴット自体はアクセサリーやインテリアなどのことではなく、資産価値的な扱いとされるものです。
ここでは、金やプラチナの買取に興味を持つ方のために、インゴットの買取について解説していきましょう。
インゴット自体は全て同じではない
インゴットとひとことでいっても、全てが同じ金やプラチナの延べ棒ではありません。刻印が何も無いものや国際公式銘柄と分かれているのが一般的です。
国内では東京工業品取引所で国際公式銘柄だけがインゴットとして認められています。もし、刻印が無かった場合は金を精錬させて作り直した24金の棒として見なされるのです。
プラチナ自体も同じように認められたものでは無い場合は、スクラップ扱いのプラチナの棒として判断されます。
インゴットに買取の価格差はあるのか
では、国際公式銘柄のインゴットと刻印の無いものの価格の違いを見ていきましょう。
とある業者の買取相場ですが、1グラムあたりどれくらいかで見ると、ゴールドのインゴットで500g以上だった場合は4610円/1gとなっています。そして、100g以上の場合は4596円/1gです。
では、24金の場合はどうでしょうか。こちらは、4516円/1gということでやや低めの相場設定となっていますね。
一方、プラチナの場合のインゴットで500gの買取相場は3541円/1gで、100g以上の場合は3531円/1gです。
pt1000と評価されたものに関しては、3478円となっています。
双方に若干ではありますが、やはりインゴットの方が買取相場としての価格は高くなるようです。
インゴットの買取方法とは?
インゴットとして買取をしてもらう場合、ある程度の諸条件を満たしていることが前提となります。とある業者では、まず、シリアルNO.などがしっかりと入っていることです。
さらに、1個あたりが100g以上がインゴットの価格適正とされているようです。
また、ブランド名であったり素材の表示、重量表示などもチェックされる項目です。お手持ちのインゴットに刻印などが無かった場合は、一度、金の専門買取業者に相談すべきでしょう。
高価買取となるには、やはりインゴットの知識がある鑑定士が必要です。お店選びからはじめてはいかがでしょうか。