祖母が所有をしていた遺品を整理していたのですが、古い着物、明治初期に作られた時計等、今ではとても懐かしい物が箱に入っていたのですが、その中に巾着に包まれた物がありました。

持ち上げるとお金が擦れるような音がしましたので中を開けてみると、見た事も無い古銭がたくさん入っていたのです。

今の時代に流通をしている硬貨ではありませんでしたので、どれくらいの値打ちがあるのかも分かりませんし、当時としての硬貨の価値も知る術がありませんでした。

それで自分なりに調べてみたのですが、旧1円金貨は今の一円と違い、当時としては数倍の価値があり、普通に物が変える位のお金の価値が合ったと分かりました。

他に所有をしていたのは、50銭銀貨、数十枚が入っていました。

お札の方も数枚ですが、100円札がありました。

祖母の残した物なので手を付けたくは無かったのですが、一部を残して売却をする分には差支えがないと思い、ほんの数点ですが売却をする事にしました。

査定をお願いした業者ですが、なんぼや渋谷店でCMで印象が高かったので利用をしました。

店舗に訪れて査定を受けましたが、50銭銀貨、100円札数枚を中心に見ていただきました。

丁重に一枚一枚拝見をして頂いたのですが、保存状態が良い状態ではなく、古銭に黒ずみが発生をしていたり青色のカビが覆うように包んでおり、程度の方は良くないと指摘をされてしまいました。

また、硬貨には傷が付いている物も多く、美品の状態ではないと判断をされ、相場よりは落ちてしまうと言われました。状態が著しく悪い物に関しては引き取る事は難しく、そのまま持っていた方が良いと助言を頂きました。

紙幣の方も傷みがあり所々破れていましたし、染みが点々と目立っていましたので数点を除き引き取りは無理な状態でした。

結局、殆ど傷が無く腐食も見受けられない物を売却致しましたが、明治42年50銭銀貨を5枚で5千円、100円札を7枚で3千円で引き取って頂くことができました。

思っていた相場とは掛け離れていたのですが、傷が一つも無く美しい状態だと相場どおりの査定が付いて高額で買い取って頂けたのかも知れません。

ですが少しでも硬貨に傷が付いていたり腐食が始まっている状態だと、値打ちの方は下がってしまいますし、あまりにも酷い状態の場合は引取りが拒否をされてしまいます。

紙幣の場合はもっと難しく、破れていたり染みが付いていた場合は、引限りなく査定は付かないと思いました。

程度の良い物だけに大きな価値が生まれると思います。