国宝シリーズ
第1次~3次まで発行。図案には日本の国宝が採用され多彩な色彩で表現された人気シリーズ。
阿修羅
興福寺の阿修羅像をデザイン。発行枚数は2200万枚、単色印刷でないため阿修羅の趣ある雰囲気が伝わる国宝シリーズでも名のしれた有名切手で、買取相場は~30円ほどと額面を少し超えるほどとなります。
月光菩薩
東大寺の月光菩薩をデザインに採用し、阿修羅と同じく2200万枚が発行されました。こちらは額面以下もしくは額面での買取がやっとの買取相場と言えそう。発行枚数も多く、希少性に欠ける点で阿修羅と同じく相場が上がらない傾向が見られます。
吉祥天
額面が50円のものは発行枚数が1000万枚と少ないため特に希少価値が高く、図柄には薬師寺の吉祥天が描かれたもの。買取相場はバラで~200円ほどとやはり比較的高めのプレミア切手となります。
→以上の3種類は第1次の2集として発行され、バラでも全て揃ったものには高額査定が期待できます。
法隆寺金堂五重塔
第1次1集として発行されましたが、飛鳥時代をテーマとする1集を代表する図柄とも言え、奈良の法隆寺にある金堂五重塔がデザインされています。
買取相場はバラで約~200円とプレミアの付く人気種類。
執金剛神立像(しゅこんごうじんりゅうぞう)
東大寺の三月堂内にある執金剛神の像が描かれた切手。第2次1集として発行され、買取相場はバラで~額面(100円)ほどでシートの状態の良いものには比較的プレミアが付きやすくなります。
世界遺産シリーズ
日本と海外の世界遺産をそれぞれ発行している人気シリーズから特に人気の高いものをご紹介します。
富士山-信仰の対象と芸術の源泉
82円切手10枚には、それぞれ別の箇所から見た富士山がデザインされていて、通称「赤富士」と呼ばれる葛飾北斎の浮世絵を余白に使用した海外からも非常に人気の高い小型シート。
買取相場は額面相応と言え、高くても~1000円ほどと言えるでしょう。
富岡製糸場と絹産業遺産群
2014年に世界遺産に登録された富岡製糸場をテーマとした切手で、2015年に発行されたばかりですが話題性も相まって収集家以外にも人気の高い1枚です。
買取相場はこちらも良くて額面ほどと言え、まだ発行して間もなかったり希少価値の低さなどから相場としてはあまり高くありません。
海外の世界遺産シリーズ 第1集
名前の通り、海外にある世界遺産をデザインしたシリーズの第1弾。「グランド・キャニオン国立公園」「メンフィスのピラミッド地帯」「モン・サン・ミシェルとその湾」「マチュ・ピチュ」「アンコールの遺跡群」以上の5箇所が2枚ずつ入ったシートです。
買取相場は、2013年発行と非常に新しいこともあり高額は望めず状態の良いものでも額面以上の値段は付かないと言えるでしょう。