何かを買取に出す際に、やはり最も信頼できるのがその商品の専門店と言えるでしょう。査定士はもちろん専門知識をしっかり持っていますし、鑑定額にもきっと納得できるはずです。

そんな専門店は、切手の買取を考えた時にも利用したい方法の1つ。今回はそんな切手買取専門店を具体的にご紹介したいと思います。

専門店における切手買取事情

買取方法の違い

まず買取方法を選びますが、多くの業者が3つの方法で買取を行っています。

店頭買取

売り手が実際にお店に切手を持ち込んで査定して貰う方法。

※対面で査定の様子が見られるので安心ですが、近くに店舗がない場合遠方まで出向くので手間+交通費がかかります。

出張買取

業者の査定士が売り手の自宅などに来て査定を行う方法。

※実際の査定の様子を目で見られるのは店頭買取と同じですが、楽と思える自宅での査定においてプライベート空間に他人を入れるということに抵抗のある方や、査定額に納得がいかずキャンセルなどを言いにくい方にはあまりおススメできない方法。しかし、それらが気にならないなら梱包作業などもいらず自宅で待てばいいだけですから人気の買取方法の1つと言えます。

宅配買取

自宅で好きな時に売りたい切手を整理して業者に送る方法。

※支払いは振り込みがほとんど。送料は売り手が負担することが多いですが、切手は重量もサイズもあまりないですから簡単で人気の買取方法として知られています。ただ一方で、完全にネットや電話でのやり取りになるので顔が見えず不安に感じる方もいるよう。

また、ネット環境が充実した昨今では、メールに切手の画像を添付することで仮の査定が受けられるサービスも専門業者では多く取り入れられている為、複数店の査定額を比較したい場合などとても有効な方法と言えます。 

切手の買取価格に関して

切手の買取価格は少しずつですが毎日違います。参考までに、有名専門店のある1日を例にして価格をまとめてみるとこうなります。「シート」とは○枚綴りなど複数枚セットの切手の外枠が残っている状態のことを指します。

  • 普通切手のシート(普通切手=郵便局で売っているもの)…額面が10円以上の切手で約78%以上の換金率
  • 記念切手のシート(現在販売されていない普通切手はこちらの枠)…10円以上で70%の換金率
  • バラの切手…換金率が70%を超えるのは額面が80円以上のもの。
  • プレミア切手…状態や物などによって大きく変わるため断言できず。

こうして見ると、シートの切手は買取価格も高め。また、同じような買取を行う金券ショップと比べると、上限はあまり変わらないか金券ショップの方が少し高めかもしれませんが、額面が安い切手の買取に関しては専門業者の方がはるかに良いと言えるでしょう。

また、専門業者ならではなのが、状態が悪くて金券ショップで買取して貰えなかった切手でも余程でなければ切手専門店では買取できることも多くなっています。

切手買取専門店でより高額に売るには

上記のどの方法で買取を行ったとしても、切手を整理して金額や種類ごとに仕分けした場合の方が何もせずバラバラのままで査定して貰うよりも高額買取が望めます。

それは、整理して切手払いに使用される「台紙切手」として査定して貰うことで価値の上昇が狙えることや、業者側で仕分けをする際の手数料のようなものとして何%か換金価格から引かれてしまうことを避ける為です。