記念硬貨とは、様々な国内行事や出来事などを記念して発行される硬貨であり、古くは東京オリンピックの開催記念に始まり近年では災害の復興に充てるための復興記念コインなど様々な用途が込められています。

現在までに数多くの記念硬貨が発行されていますので、主に買取市場において人気なものをご紹介します。

皇族に関する記念硬貨

記念硬貨でも有名なのがこの皇族シリーズ。

天皇陛下御即位50年記念硬貨

昭和51年に発行された白銅貨であり、額面は100円。

天皇陛下ご即位60年記念硬貨

昭和61年・62年に発行され、10万円金貨・1万円金貨・500円白銅貨の3種類。

天皇陛下御即位記念硬貨

明仁様がご即位されたことを記念して平成2年に10万円金貨と500円白銅貨が発行されたもの。

皇太子殿下御成婚記念硬貨

5万円金貨と5000円銀貨が、皇太子である徳仁様の結婚を記念して平成5年に発行されました。

天皇陛下御在位10年記念硬貨

平成11年に発行された1万円金貨と500円白銅貨。

天皇陛下御在位20年記念硬貨

平成21年に発行された1万円金貨・8万円金貨・500円ニッケル黄銅貨の3種類。

国内における行事や出来事に関する記念硬貨

 

東京オリンピック記念

昭和39年に100円と1000円のものが発行されました。素材は銀で、日本で最初に発行された記念硬貨でした。

長野五輪冬季大会記念

平成9年と10年に長野冬季オリンピックを記念して5000円銀貨、500円白銅貨、10000円金貨の3種類が1次~3次まで発行されました。

札幌冬季オリンピック記念

昭和47年に発行された100円白銅貨。

FIFAワールドカップ記念

2002年に日本で開催されたワールドカップを記念して発行されたもので、10000円金貨は現在も人気が高い種類です。

日本国際博覧会記念

平成16年に愛知で開催された通称「愛・地球博」を記念して500円ニッケル黄銅貨・1000円銀貨・10000円金貨の3種類が発行されたもの。

第12回アジア競技大会記念

平成6年、500円白銅貨が3種類発行され、それぞれ泳ぐ・走る・跳ぶという競技にちなんだデザインです。

沖縄海洋博覧会

昭和50年に発行された100円白銅貨で、1億枚を超える発行枚数は歴史上最も多いとされています。

国際科学技術博覧会記念

つくばEXPO’85(昭和60年)を記念して500円白銅貨が発行されたもので、通称「つくば科学博記念硬貨」。

青函トンネル開通記念

昭和63年に青森(本州)と北海道を結ぶ青函トンネルの開通を記念して500円白銅貨が発行されたもの。

瀬戸大橋開通記念

昭和63年に発行された硬貨で、500円白銅貨。瀬戸大橋はもちろん、辺りの地図も図柄に取り入れられています。

国際花と緑の博覧会記念

平成2年に別名「花の万博」開催を記念して5000円銀貨が発行されました。

関西国際空港開港記念

平成6年に発行された500円白銅貨。

その他の記念硬貨

東日本大震災復興事業記念

震災の復興を目的とした国債を購入した人向けに発行した記念硬貨。1000円銀貨と10000円金貨がそれぞれ4次まで発行されています。

地方自治法施行60周年記念

平成20年から28年まで、全国47都道府県をテーマに2~4県ずつを毎年発行している記念硬貨で500円白銅貨です。

内閣制度創始100周年記念

昭和60年に発行された500円白銅貨で、明治から始まった内閣制度の100年を記念して発行されました。

裁判所制度100周年記念

平成2年に5000円銀貨が発行され、裁判所というテーマから図柄には「正義」などを花言葉とするキク科の大はんごん草が採用されました。

議会開設100周年記念

国会議事堂がデザインされ平成2年に発行された5000円銀貨。

沖縄復帰20周年記念

平成4年に500円白銅貨が発行され、デザインには首里城が採用されました。

今回ご紹介したものは本当にごく一部です。

是非興味があればより深く広く調べてみてください。きっとその奥深さに魅力を感じると思いますよ。