公園切手の買取価格相場は？

公園切手の買取相場

公園切手の買取相場は約１０００円～と高額。中には１万円を超える種類のものもあり高額で買取される切手として広く知られています。主にコレクターからの人気が高く、そういった実用性を求めたニーズでないものは値上がりしやすいですから相場も上がっていると考えられるでしょう。

また他の切手と比べると、有名な「見返り美人」や「月に雁」なども１０００円前後からの買取が行われていることから公園切手の相場もいかに高額であるかが分かりますね。（一般的な切手はその額面以上で売れれば「プレミアがついた」とされます）

公園切手シートの買取相場

公園切手では「小型シート」という、同じ種類で違う額面の切手がシートになっているものが多く発行されています。（例外もありますが、基本的に「シート」とは同じ額面の切手が何１０枚という単位で１つになったもの。）

こちらは額面が違うものを全て揃えたい、というファンからのニーズに最も合致したシートですので、相場も上がり約３０００円～ほどで取引されています。（状態の良いものに限る）

公園切手バラの買取相場

バラの場合は他の切手同様、シートよりも金額は下がりますし、さらに公園切手は種類によって付けられる価格が大きく違いますので相場は有って無いようなものですが、約１０００円ほどと言えそうです。

こちらは、下は１５０円～上は１万円弱ほどまで大きく開きのある種類別の換金価格を平均したものです。

公園切手で高く売れるもの

高価買取されている公園切手

公園切手の発行は細かく言うと２期間あります。中でも、前半の昭和１１年から３１年に発行されたものはその後昭和３７年から４９年に発行されたものよりも高額が付きやすいと言われており、これはプレミア切手の高額買取の条件にも「昭和３０年以前発行のもの」とありますからそれに準じた形と言えます。

具体的に高額で買取されている種類としては、「大雪山国立公園小型シート」「富士箱根国立公園（４種類セット）」「霧島国立公園小型シート」「大屯・新高阿里山国立公園 小型シート」などが挙げられ、これらも全て第１次期のもの（先に書いた前半期に発行されたもの）が特に高額となります。

シートは切り離さない

高額買取の種類を見ても分かるように、何種類かあればそれらが全て揃ったものやシートのものは換金率が上がり高額となります。なので、もしシートなどの形で残っていることがあれば換金時には絶対に切り離さずに見てもらうようにしましょう。

国立公園と国定公園の切手の違い

最後に、公園切手には「国立」公園のみでなく「国定」公園切手という種類も存在しますが、こちらも種類によってはかなりの高額が期待でき、額面１０円が５０円以上のプレミアを付けるものもあります。例：「耶馬日田英彦山（やばひたひこさん）」の「耶馬峡（やばけい）」「水郷日田」など。